mipselなLinkStation Debianサーバー 〜ファンの交換、ファンレス化〜

LinkStation にヒートシンク


LinkStation 分解 img LinkStationを分解してみた。

分解は簡単だ。
LinkStation 分解方法
気をつけて分解しなければ、プラスチックのパーツが折れてしまう。

こんなに小さくて、よくDebianが入るものだと感心してしまう。

CPUやIDEコントローラーにヒートシンクがついていなかったので、ヒートシンクを付けてみた。

LinkStation ヒートシンク img  LinkStation ヒートシンク img2

これで少しは冷えるかな、と思ったが、もともと、CPUもIDEコントローラもネットワークコントローラーも触ってみるとあまり熱くなっていない。非常に優秀。
LinkStationの一番の熱発信源はHDDのようだ。

LinkStation ファンの交換


ファンがけたたましい音をたてるようになってきた。

そこで、新しいファンに交換することにした。
AD0412LX-G76 4800rpm (DC12V 0.07A)
というファンがLinkStationについていた。
LinkStation ファン img

このファンはけっこう高価なので、同じく信号線付き、40mm×40mm×10mmのファンをYAHOO!オークションで600円で購入。

LinkStation 失敗したファン img
風神という4500rpmでパルスセンサー式のファンだ。
なかなかよくやってくれそうだ。

LinkStation ファンの交換 img
LinkStationのファンは、電源ケーブルをまとめたコネクタにファンが直結しており、ファンの交換にははんだ付けが必要になる。
後々便利なように、ファン交換用のコネクタをつけておいた。

LinkStation ファンの交換2 img
このように新しいファンをつないでLinkStationを稼動してみた。

しかし、起動してしばらくするとDIAG LEDが赤く4回点滅。
ファンエラー…。
同じパルスセンサーのファンで回転数もあまり変わらないのに。

なんてこった。

LinkStation ファンレス化


どこで間違えたか、ファンの交換に失敗した。

仕方がないので、いっそのことファンレス化してみることにした。

パルスセンサー式のファンの信号線には、「ファンが順調に回ってますよ」という信号を絶えず送り続けなければならない。
つまり、ただ単にファンを取っ払ってしまうだけではうまく動かない。

パルスセンサー式のファンは、ファンが1回転する度に2回(くらい)のパルス信号を発信するらしい。
調べてみたところ、このLinkStationのファンは130Hz程度のパルスを発信しているようだ。

130Hz程度の周波数を出力する発信器を作成することにした。
水晶発信器が利用できれば楽だが、このような低周波のものは手に入らない。
そこで、タイマーICを利用して発振回路を作成することにした。

タイマーICを利用した発信回路

タイマーICはNE555が非常に有名である。
他にも、様々な半導体メーカーから555シリーズが展開されている。
今回は、低消費電力が魅力なCMOSタイプのLMC555を使用することにした。

数式1
数式2
数式3

発振周波数 f 、パルスのHighレベルが続く時間 tH 、Lowレベルが続く時間 tL を
Ra, Rb, C によりを決定する。

tH = tL にしたいところだが、Ra = 0 Ωにしてはならない。
ICが焼けてしまう。Ra に 1kΩ 以上は欲しい。

目的に適う発振回路になるよう、定数を決定。
C = 0.27uF, Ra = 1.2kΩ, Rb = 20kΩ とした。
この定数で、理論値は f = 130 [Hz], tH = 3.97*10^-3 [s], tL = 3.74*10^-3 [s] だ。

タイマー発振回路

実際に組んでみた。
非常にコンパクト。ちょっとはんだ付けするだけで完成だ。

タイマー発振回路 組み込み

LinkStationに組み込んだところ。
さっそくスイッチON! → 何事もないように動作
ファンレスLinkStationのできあがり。

HDDが止まれば完全な無音サーバーだ。
ファンは12V 0.07Aだったので、消費電力は0.84Wだった。
この発振回路の消費電力は1mW程度なので、なんとファン部は1/1000のエコ化ができた。

よっぽどの暇人じゃないと、こんなことやらないんだろうなぁ。

AppleCare Protection Plan Mac Book Air iMac

RSS MarkRSS Mark 2
   
 


        ※このHPにより生じたトラブルについて、一切責任を負いません。